テレキャスター菜園

ロック介護育児育自

介護の仕事(グルホの場合)

グループホームの話。
介護の現場とは、
利用者対応よりも職員間のいざこざの方が日々なにかしら起こる。
厄介だ。
生活の場であるゆえにマニュアルがあってもすべてマニュアル通りに事は運ばない。
そりゃそうだ。

そこへ臨機応変という魔法の言葉で、独自の判断力と生活の知恵とか経験値で人それぞれの価値観や物事のとらえ方で対応する。

例えば、調理。
それぞれの家庭のやり方ってもんがあって、でも、共同生活で、でも、マニュアル作んなきゃ職員も困って、でも、マニュアル以外のこともなにか起こって、でも、それぞれの主婦力みたいな価値観を持ち込んで、でも、それで職員間で争ったりして。会議では無口になったり、一緒に働けません!ってなっちゃったり、上は上で仕事だからそこは仕事と割り切って働いて!なーんて、ムリムリムリ。
チームケアなんだからさぁ。
たいへーん。

利用者は安全に暮らせて当たり前で、それを誰もほめてはくれない。
一般企業における営業職であれば目に見えて数値化されて実績となるが、良かったかどうかは臨終の時に遺族が「本当にありがとうございました。」と言ってもらえた時にはじめて(あぁ、間違ってはいなかったんだな)と思ったりする。